石黒 里奈さん ［大学生］（20代女性）

柔らかく優しい印象を受けながらも、実際にお話ししてみると快活で明るい人柄で魅力溢れる石黒さん。幼い頃から千葉市に住む石黒さんにとって、千葉パルコの存在は、「あって当たり前」だったそうです。そんな石黒さんの、千葉パルコでの思い出や、千葉パルコに抱く印象などを伺ってみました。

千葉パルコに行く時は、いつもパルコバスに乗っていました。

「千葉パルコは、小学校から高校生までの間に友達と遊びに行く範囲に入っていて、気軽に行ける存在でした。千葉駅からパルコバスが出ていたので、パルコバスに乗って遊びに出かけていましたね。千葉駅から千葉パルコへ行くのには結構歩くので、無料で送迎してくれるパルコバスは学生の私にとっては非常にありがたかったです。私は地元が千葉なので、地元で遊ぶなら、パルコバスで千葉パルコまで行って、千葉パルコの中でショッピングしてから、その周辺で遊ぶというルートが多かったですね。あと、覚えているのだと、ワインレッドのバッグをSamantha Vegaで買ったこともありました」

千葉パルコには、JR千葉駅東口バス停から、千葉パルコの中央公園側入口まで無料で送迎してくれる赤・白・青のボディーが特徴的なパルコバスがあります。石黒さんも毎回乗っているというパルコバス。無料ということで、お小遣いが限られている学生にとっても非常にありがたいですし、たくさんショッピングをして大荷物になった帰りには非常に便利ですよね。

大会メンバーへプレゼントするアクセサリーの材料を千葉パルコに買いに来てました。

「私の趣味が『ハンドメイド』なんです。アクセサリーや雑貨、小物を自分で作るのが好きで、今でもピアスやネックレスなどのアクセサリー類、あとは、オリジナルデザインのコルクコースターなんかを作ったりして、自分で使ったり、友達の誕生日にプレゼントしたりしています。高校生の時に、吹奏楽部に入っていたんですけど、大会前に、大会メンバーにお守り代わりにフェルトアクセサリーを作ってみんなにプレゼントしてました。部活帰りや、テスト期間で部活がない時に、材料を買いに千葉パルコに入ってるユザワヤに寄って、フェルトなんかも買ったなあ……。あとは、地下にあるキャン・ドゥでも材料を買いましたね。ハンドメイドに活用できる小物や材料が結構あって、便利なんです」

取材の際に身につけていたネックレスもハンドメイドなんだとか。お店で売っているかのようなハイクオリティな作品に、取材陣もびっくりでした。そのハンドメイド作品の制作に欠かせない存在なのが、この千葉パルコだったそうです。今でも足繁く通い、ハンドメイド作品作りを楽しんでいらっしゃるそうです。今回、11月に千葉パルコが閉館するにあたり、石黒さんはどんな想いを抱かれたのか、千葉パルコのイメージとともに語っていただきました。

千葉パルコに来れば、なんでも揃っちゃう。

「千葉パルコは、とにかく『入りやすい』という印象です。面白いお店がいっぱいあるように思います。例えば、ヴィレッジヴァンガードとか、SWIMMER には私の好きな小物や雑貨がたくさん置いてありますし、見ているだけでもとっても楽しいっていうお店がたくさん入っているのが千葉パルコの印象ですね。バリエーションが豊富というか…。島村楽器やタワレコなど、音楽系のお店もあれば、本屋さんもあるし、千葉パルコに来れば、一通りなんでも揃っちゃいますよね。去年の冬頃に千葉パルコが閉館することを風の噂で聞いたんですが、今回、閉館するのを改めて実感して、またハンドメイドの方に話が戻っちゃいますけど、『ああ、材料を買いに行くのに不便になっちゃうな』って思います。あと、やっぱり物心ついてからずっと、当たり前のように千葉パルコがあって、お世話になって来たと思っているので、寂しいなという気持ちと、ありがとうございましたという気持ちがあります」

千葉パルコには、洗練されたファッションを取り扱うショップだけではなく、ユーザーを飽きさせないバリエーション豊富なショップが勢ぞろいしていますよね。石黒さんにとって、吹奏楽部時代の仲間へお守りとしてプレゼントするアクセサリーを作るために足繁く通った思い出の場所でもあり、趣味のハンドメイド作品作りを支えてきた場所でもある千葉パルコ。惜しまれつつも11月で閉館となってしまいますが、最後に記念として、千葉パルコで買った材料からアクセサリーを作られたらとても素敵ですね。