野口 友美さん [主婦](30代女性)

千葉県千葉市出身。趣味は海外旅行で、現在までに様々な国と地域を訪れる。短大を卒業後は金融関係の仕事などに従事。結婚してからは専業主婦として、東京都江東区に住み1男1女を育てるママとして、家事に育児に大忙し。

成人式の振袖は、千葉パルコで母に買ってもらいました。

現在は、東京都江東区の新しいウォーターフロントにあるマンションに一家で暮らしているという野口さん。可愛らしい笑顔からは想像もつかないほど、育ち盛りでワンパク真っ只中の2人のお子さんを育てるパワフルなママです。親子3代で千葉パルコと共に歩んだとおっしゃる野口さんの、ライフストーリーに迫ってみました。

“千葉パルコと一緒に歩んできた”と言っても過言ではないんです。

「実は、私は“千葉パルコと一緒に歩んできた”と言っても過言ではないんです。最初に千葉パルコに訪れたのは、私がまだ子供だった頃ですね。確か、3歳くらいの時だったと思いますが、親子3代で行きました。祖父母、母、そして私で。その時は、お子様ランチの中のパスタを食べた記憶があります。それから学生の時、千葉パルコでやっていたファッションショーのイベントにも出演したことがあるんですよ! それと、今日和というお店で友達と何人かで食事に行ったのも記憶に新しいです。そのあとは、買い物をして、『あ、これカワイイ!』とか、ワイワイしてましたね(笑)。ちなみに、今日和は、学生時代だけではなくて、家族を持った今でも、実家に帰った時とかに家族みんなで食べに行きますね」

最初の思い出がまだ3歳の時とは驚きです。40年という長い歴史がある千葉パルコでは、野口さんのように親子3代で利用したという方も沢山いらっしゃるようです。千葉パルコのオープン時はちょうど、野口さんのお母さんが20代だったということもあり、野口さんの親の世代の方々にも千葉パルコには色々な思い出があるのかもしれません。

今でも千葉パルコで買った着物は持ってます。

「一番の思い出と言えば、やっぱり成人式の時ですね。母に成人式に着て行く着物を買ってもらいました。何日か通って、迷いに迷って、『これだ!』って思う振袖を買って、それを着て成人式に行ったのは本当に懐かしいです。ちなみに、今でもその着物は持ってます(笑)。人生の大事な節目の時にも、思い返せば千葉パルコを利用させていただいていたんだな、って。インタビューを受けるにあたって、母にも『成人式の着物を買ったのって、千葉パルコで間違いないよね!?』って確認したんですけど、この会話自体も親子3代で行っていたから“ならでは”の会話だな、って思いますね」

成人式は、筆者も含め誰もが経験した大切な人生の節目。そんな節目にも、千葉パルコは一役買っていました。幼少期から学生期を経て、成人へ……。そんな人生の流れの中に、本当に何度も登場するのが千葉パルコなんですね。成人して社会人となり、今は母となった野口さん。締めくくりには、千葉パルコへの思いを語ってくださいました。

私の成長を見守ってくれている場所だったんだ。

「母となった今では、幼稚園に通う子どものバッグなどを作るための生地や材料をユザワヤに買いに行っています。だから、今現在もとっても身近な存在ですよね。千葉パルコ閉店のニュースは、噂ではチラホラと聞いていたんですけど、このインタビューの話を聞いて、『あ、本当なんだな』って。何を話そうか色々考えていたんですけど、思い返せば思い返すほど、千葉パルコは私の成長を見守ってくれている場所だったんだな、っていう風に思うんですよ。だからもう悲しい。ショック。寂しい感じですね。親子3代で出かけた思い出がいっぱい詰まっているのに……。最近でも、実家に帰るとよく行っていただけに、本当に残念な気持ちでいっぱいです」

千葉市出身の野口さん。同じ街の親子3代の思い出の中心地としての千葉パルコと野口さんとの深い関わりを聞くことができました。幼少期は家族の絆をつなぐ場所として、学生期には友人との交流を深める場所として、そして成人という晴れ舞台を彩った後は、母となった野口さんを応援する場所として……。千葉パルコは沢山の顔があります。これからも、子ども達に母親の愛情たっぷりの手芸品を沢山残していってほしいですね。