坂本 洸峻さん [高校生] 坂本 洸峻さん [高校生]

坂本 洸峻さん [高校生](10代)

千葉市在住。現在高校2年生。趣味はゲームセンターに行って、車のレーシングゲームをやること。フィリピンに語学留学に行くなど、学業にも積極的な“今を全力で頑張る”高校生。小学生からつい最近までバスケットボールをやっていた。

40年という古くて長い歴史の
千葉パルコがなくなってしまうんだなあ、
と思うと寂しいです。

シュッとしたスタイルに、はにかんだ表情がとても素敵な印象の坂本さん。ちょっと照れくさそうな表情を浮かべながらインタビューに臨んでくださいました。今は高校生活を楽しんでいるそうで、将来の夢は模索中とのこと。現役高校生男子にとって、千葉パルコとはいったいどんな存在なのでしょうか? 千葉パルコでの思い出を交えて、坂本さんが千葉パルコに対して抱いている、思いやイメージを探っていきます。

よく考えれば、千葉パルコには人から誘われて足を運ぶことが多いかも。

「1ヶ月前に、男友達三〜四人で行きました。その時は、友達が洋服を見たいって言っていたので、ついでに色々見て回ろうぜ、といった感じでワイワイしながら行きました。その時は、千葉パルコ全体を見てまわって、カッコイイ系のメンズ服がある服屋さんに行きました。女性向けのお店が多い印象があったんですけど、カッコイイ服もたくさん置いてあってびっくりしました。結局、友達は服を買わなかったんですけど、色んな服があって僕も目移りしちゃいました。友人や家族に誘われて千葉パルコに行く、というパターンがかなり多いような気がします。そんな千葉パルコがなくなってしまうというニュースを聞いたのは、つい1〜2ヶ月前くらいだったと思います。すごく長い期間千葉パルコがあったということをニュースで聞いたので、『あー、なくなっちゃうんだー』ってびっくりしたのと同時に、とても残念に思いました。でも千葉パルコがなくなっちゃったら、あの場所は何になるんですかね? やっぱり、なくなってしまうのは寂しいです」

千葉パルコには、よく人から誘われて足を運んでいたという坂本さん。千葉パルコにはバリエーション豊富なショップがありますから、足を運んだついでにいろいろ見て回りたいという心理は高校生男子も一緒のようです。千葉パルコ閉館のニュースを受けて、いつも遊ぶ場所の大きな存在がなくなることをとても寂しがっている様子が伺えました。現役男子高校生にとっても、千葉パルコは非常に大きな存在なのですね。

千葉パルコに来るとテンションが上がっちゃいます(笑)。

「いつのことかは忘れちゃったんですけど、友達と千葉パルコの近くにあるゲームセンターで遊んだその流れで、千葉パルコに寄ったんです。その時に、男子特有のノリだとは思うんですけど、友達とじゃれ合って、友達から逃げるみたいな遊びになっちゃって。走り回っちゃったんですよ(笑)。そうそう、鬼ごっこみたいになっちゃって。あの時はやんちゃしちゃいましたね。これが千葉パルコで一番印象に残っている思い出ですね。でも、男友達とも気軽に入れて、色んなお店を見て回れるし、来るたびに違った発見があるので、どうしてもテンション上がっちゃいます(笑)」

現在の落ち着いた爽やかな印象とギャップがある、ちょっとやんちゃだった頃のエピソードをお話ししてくださった坂本さん。ちなみに、坂本さんが生まれたのは1999年。この年には、CUTIEのファッションショー・さくらももこ展・テレタビーズ展・笑う犬の展覧会など、多くのイベントが千葉パルコで開催され、この年から定期的に屋上でフリーマーケット「のみの市」を開催するようになりました。

千葉パルコは気がついたら寄っていた存在。

「頻繁には行かないですけど、千葉パルコは背伸びしないと入れないというようなイメージもないかなと思います。実は、友人が服屋さんの店員として千葉パルコで働いているので顔を見に行ったりもします(笑)。『よっ! 元気か~?』って感じでお店に寄ったりもしていました。カッコイイ系の洋服を売ってるんです。友人からは色んな仕事の話が聞けて面白いですよ。あとは、千葉パルコって、集合場所になったり、今いる場所の目安になります。待ち合わせの時に、『今、千葉パルコの近くの〇〇にいるよ』とか。実際千葉パルコは千葉の中心街に位置しているので、周辺で遊んだりご飯を食べたりした流れで、『ちょっと千葉パルコに寄っていこうぜ!』ってなることが多い気がします。僕はゲームセンターでレージングゲームをするのが好きなので、千葉パルコ近くのゲームセンターでたくさん遊んで、その後千葉パルコに行くパターンが結構ありました。僕にとって千葉パルコは、気がつけば誰かと一緒に寄っているような、あの場所にあって当たり前な存在だったなって思います」

最後に、千葉パルコにどんなメッセージを送りたいですかとの質問に、「千葉パルコ、みんなのために40年間頑張って営業してくれてありがとう」とコメントしてくださった坂本さん。今までは気軽に千葉パルコに寄っていたそうなので、11月の閉店前に一度、ゆっくりと感謝の意味を込めて千葉パルコの中を見て回りたいとおっしゃっていました。多くの場面で、坂本さんの青春時代の1ページを彩る存在となった千葉パルコ。時が経ち、坂本さんが社会人になって、学生時代のご友人とお話しする際には、千葉パルコでの様々な思い出が仲間との絆を更に深める一役を買ってくれそうですね。