宮本 海空さん [雑誌専属読者モデル](10代)

八千代市在住。マルチタレントを目指しており、現在は専属読者モデルとして雑誌のモデルをしている。趣味は料理と手芸、そしてファッション研究。動物が大好きで、犬をたくさん飼っている。

閉店を知った時は、思わず「デマでしょ?」って思いました。

現在、雑誌の専属読者モデルとして活躍されている宮本さん。すらっとしたスタイルの良さと、赤文字系ファッションが非常に印象的でした。千葉にはお友だちが多くいらっしゃるそうで、千葉パルコには幼い頃から頻繁に訪れていたとのこと。そんな宮本さんが千葉パルコで過ごした大切な思い出をたくさん語ってくださいました。

千葉パルコに行けば、オシャレなものが絶対に手に入るイメージ。

「千葉パルコには、友達みんなで遊びに行きました。男子一人、女子三人っていうアンバランスな組み合わせで、友達が彼氏を連れてきたという感じでしたね。私はその時、一目惚れしたバッグを買いました。結構、衝動買いしやすいタイプなんです。O型なので(笑)。ストーンが付いているピンクのハンドバッグです。私、ピンクが大好きなので、持ち物ピンクだらけなんですよ。どこのショップで買ったかは忘れちゃったなぁ。でも一番好きなバッグのブランドはSamantha Vegaです。Samantha Vegaじゃないと嫌って時期もありました。その時は、お買い物と暇つぶしで、どこに行こうかなっていう話になって、千葉パルコに行こうという流れになりました。千葉パルコにはショップがたくさん入っているから、千葉パルコに行けばオシャレなものが絶対手に入るっていうイメージがあるんですよね。私は仲のいい友達が千葉に多くて、友達から更に輪が広がって、友達の友達とも仲良くなって、八千代に住んでいるんですけど千葉に来ることがかなり多いです。今日のこのネイルも千葉でやってもらったんです。美容関係というか、自分磨きをする時に地元から近くてオシャレなのは千葉。そして千葉パルコにはオシャレなショップがたくさんあって、いいものが手に入るというイメージを強く持ってます」

お話を伺っていると、ネイルやヘアケアなどにもとても気を使っており、更にファッションも自分に似合うものを探求してきたようです。宮本さんのファッションへのこだわり、そして自分磨きに余念がない美意識の高さが伺えます。ファッションに敏感な宮本さんが、オシャレなものが多く手に入る千葉パルコに来るのは当然の事なのかもしれません。

千葉パルコで見かけたおしゃれなコーデに、自分なりにアレンジを加えます。

「今モデルをやってるということもあって、ショップに行くとじっくり見ちゃいますね。千葉パルコにはセンスの良いショップがたくさんあって、ショップを覗きに行っては、コーディネートの参考にしてました。どんな流行があるのか、どうやって取り入れるのか、自分に似合うコーディネートは何かとか。千葉パルコでもかなりファッションセンス磨きしてました。マネキンを見て、今はこんなアイテムが流行っているんだなと思ったら買ってみたり、家にあるもので代用できないか考えたり。当時、一番打ち込んでいたことは手芸というか、ものづくりなんです。ポーチやキーホルダー、ネックレスも作ってました。例えば、マネキンのブルゾンコーデを見て、それに似たブルゾンを持ってたら、自分で一手間加えてみるんです。アレンジして可愛さが増すなと思ったら、手先が器用なのを活かして、ストーンを別で買ってきて、持っていたブルゾンにミシンでうまく付けてみたりして着てました。本当に欲しいものでも、すぐ買えない時もあるじゃないですか。でも、家にあるものを一手間加えてオシャレにできるんです」

自分なりにアレンジを一手間加えてオシャレを楽しんでいるという宮本さんの素敵な一面が垣間見えます。ところで千葉パルコにはユザワヤがあるので、手芸を趣味とする家庭的な女子にはうってつけ。ファッションだけではなく、バリエーション豊かなショップが揃っているのも千葉パルコの魅力ですね。

あったかい思い出がたくさんある千葉パルコがなくなるのはショック。

「千葉パルコが閉店することは、半年前くらいに知りました。私の友達や先輩が、『千葉パルコ閉店するんだよー』って言ってて。最初知った時は『デマでしょ?』って思ったんです。そう、ネットでよくあるパターンのデマ(笑)。でも、どうやら本当だったみたいで。デマかと思ったら本当だったので、びっくりしました。あと、たくさん思い出がある場所だったので、ショックでした。千葉パルコで一番思い出深いのは、お母さんと一緒に楽しみながらショップを回ったことかなぁ。大好きなお母さんと一緒に千葉パルコに行って、いろんな話をしたり、一緒に洋服を見たりして、とてもあったかい気持ちになったことが、一番深い思い出ですね。千葉パルコには良い思い出がたくさんあるから、やっぱりなくなるのはショックです。それに、大きくなってからも、千葉では友達とよく遊んでいるので、これからどこを見てまわればいいんだろうって思ってます。11月に閉店してしまう前に、友達と改めて千葉パルコに行こうねって話をしてます。また何人か誘って、ワイワイしながらショッピングがしたいです。私、飽きっぽいので、今持ってるバッグもそろそろ変えたいなって思ってるので、バッグ買いに行こうかな(笑)。感謝の気持ちを伝えるためにも、千葉パルコへ買い物に行きたいなぁ」

ファッション観やご友人との思い出だけではなく、最後にお母様との温かなエピソードを話してくださった宮本さん。千葉パルコは、ただショッピングをするだけの場所ではなく、自分の大切な人たちとの思い出作りに一役買っている存在であったのかもしれません。40年という歴史に幕を閉じる千葉パルコですが、この長い歴史の中でいったいどれほど多くの方の思い出として、心に刻まれたのでしょうか。宮本さんにとっても、千葉パルコで大切な方々と過ごした思い出が、いつまでも色褪せないものになるのではないでしょうか。