栗原 亜里沙さん [主婦](20代女性) 栗原 亜里沙さん [主婦](20代女性)

吉野 由理さん [サロン経営者](50代女性)

千葉県いすみ市在住。5年前に子宮内膜増殖症と診断され、2度手術を行うも治らず、「サイマティクス・セラピー」に出会う。現在はいすみ市でサロン「フェリシア」を経営し、「サイマティクス・セラピー」で多くの人の美と健康のためのセラピーを行っている。

華やかな時代を象徴するものがなくなることに寂しさを覚えます。

50代とは思えない美貌の持ち主である吉野さん。千葉県いすみ市にあるサロン「フェリシア」で、『サイマティクス・セラピー』を行っているそうです。実際に、インタビュー時に首と背中が痛かった筆者も、しっかりと体験させていただきました。そんな最先端のセラピーを行っている吉野さん。美容に関するお仕事から、千葉パルコで素敵な思い出ができたそうなんです。

ベルサイユ宮殿でのパーティーには、千葉パルコで買ったドレスで行きました。

「私は今、『サイマティクス・セラピー』をお仕事にさせていただいているのですが、以前スキンケアや化粧品など、肌の関係のお仕事をしていた時に、優績者として海外旅行に招待していただける機会に何度も恵まれまして、2003年にベルサイユ宮殿の貸切パーティーに参加したんです。これはちゃんとしたドレスを用意しなければいけないと思って、いろんな所に見に行ったのですが、なかなか自分のイメージに合うドレスが見つからなくて…。それで、ある時、何気なく千葉パルコに寄ったら、ブライダルやイベント用のドレスを扱っているお店があったんです。『こんな所にもドレスのお店があったんだ』と思って、フラ~っと立ち寄って事情をお話ししたら、奥の方からドレスを持ってきてくださって、そのドレスに一目惚れしてしまったんです。予算の倍のお値段でしたが(笑)、奮発して購入しました。素敵なドレスを千葉パルコで見つけられたおかげで、一生に一度の素敵な思い出が作れて本当に嬉しかったです。これが千葉パルコでの一番の思い出かな」

インタビューの途中、実際に千葉パルコで購入したというドレスの写真を見せていただきましたが、洗練されたデザインで美しいモノトーン、筆者も思わず着てみたいと思う素敵なドレスでした。そんな素敵なドレスとの出会いが千葉パルコであったんですね。トレンディでカジュアルなファッションだけではなく、フォーマルなファッションも揃えることができるのが千葉パルコの魅力なんですね。

千葉パルコに行くと、ちょっと大人の階段を登った気持ちになれました。

「私が千葉パルコに抱いていた印象は、『ちょっと大人の階段を上った気持ちになれる』ということです。千葉パルコは入りやすい雰囲気があるのに、中を見てみるとオシャレで洗練されたショップばかり。私が高校生くらいの時には、千葉パルコで何か物や服を買うことが一つのステイタスのようになっていましたね。同じショップでも、千葉パルコの中にあるショップで買ったほうが、ステイタス感が味わえるというか…。ちょっと表現するのが大変なんですけど、敷居が高すぎず、それでもブランドイメージが非常に良いというのが千葉パルコだと思います」

確かに、千葉パルコはどの年代の人も「入りやすい」という感想が目立ちます。1階にはジュエリーやドレスを扱ったショップ、2階にはカジュアルなファッションを揃えたショップなど、バリエーションに富んだショップが揃う千葉パルコでのショッピングは、友達に話したくなるほど心が躍ってしまいますよね。

華やかな時代を象徴する存在、それが千葉パルコでした。

「千葉パルコが閉館してしまうことは、今回のインタビューのお誘いをいただいて初めて知りました。普段は地方にいるものですから、千葉パルコが閉館してしまうことに非常に驚きましたし、千葉市街がさみしくなってしまうなと感じました。時代が移り変わっていく中で、銀座の老舗デパートが閉館したり、今回の千葉パルコが閉館してしまったりというのもそうですが、私の青春時代に一番華やかだった時代を象徴したものがなくなってしまうことに、非常に寂しさを覚えます。千葉パルコを通して、時代の流行を感じていたところがあったので、本当に残念です」

吉野さんのベルサイユ宮殿での体験に花を添えた美しいドレスとの出会い。キラキラした華やかな時代を象徴していたのが千葉パルコだったと語る吉野さんにとって、今回のニュースはとても残念なものだったようです。是非閉店までに、ご自身の思い出を千葉パルコで振り返っていただき、素敵なファッションとの出会いをもう一度味わっていただきたいですね。